ダイエット

2017年2月2日木曜日

肉・卵・チーズをたっぷり食べて炭水化物を控え、ひと口30回噛むだけで痩せる!

健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレスより】

「こくらクリニック」(沖縄県那覇市)院長の渡辺信幸医師。
その秘訣は、“誰もが簡単にできて継続できる”ことにある。

①ひと口30回噛む。
②「MEC食」(肉:Meat・:Egg・チーズ:Cheese)
をたっぷり食べて炭水化物を控える。

この2点を守るだけだ。
近年流行りの糖質制限ダイエットの実践者で、体重は減ったが、
長続きできずに挫折するという人は少なくない。

“一日30品目”という目安は現実的でない

渡辺医師の提唱する「MEC食」の場合、満足感が高く、
十分な栄養を摂ることが可能だ。
健康的にやせて、血糖値・中性脂肪値・尿酸値などの数値が
すべて正常化した患者が大勢いる。

渡辺医師が指導する1日に食べる量の目安は、
肉200g・卵3個・チーズ120g。
これだけ食べても、糖質はほぼゼロだ。

ヒトが生きるために必要な三大栄養素は、タンパク質・脂質・糖質。
蛋白と脂質は、体内で合成できないため、食事から取り入れなければならない。
だが、糖質がなくても、人体では脂質からケトン体という物質を合成し、
それをエネルギーにするシステムが働く。

太りぎみの人は“栄養素不足”!?

「太りぎみの人は、体に必要な栄養素が足りていない場合が多い。
そんな人が高タンパクの食事を始めると、まず筋肉や骨量が増えて
体重が増える場合があります。
しかし、それをすぎると減量に向かいます。
また、やせ型の人は、体脂肪が落ちて筋肉がつき、引き締まります」

「肉ばかり食べて胃もたれが心配」「便秘にならないか」という不安には、こう答える。 
「肉・卵・チーズは、消化液で消化されるので大丈夫。
胃もたれの原因は、糖質と食物繊維。
ヒトは食物繊維の消化液を持ちません。
一口30回よく噛んで食べれば、胃もたれしないので安心して食べてください」  
「主にタンパク質と脂肪である肉・卵・チーズは、胃や腸できれいに消化され、吸収されます。
つまり、ほとんど“カス”が出ないので便の量は減ります。
一方、穀物や野菜が中心の食事だと、食物繊維はヒトの体では消化できないので、
おなかが張って便のカサが増えるだけです

ご飯が大好き、スナック菓子がやめられないという人は、どうしたらいいのか?  

「無理に制限すると、ストレスがたまって長続きしない。
先に肉・卵・チーズをよく噛んで食べて、最後にごはんという順番してください。
そうすると、自然に少しずつご飯の量が減っていきます」  
「スナック菓子がやめられない場合、『アンダカシー』*がオススメ。
豚皮をラードで揚げた、沖縄で昔から食べられているおやつです。
もちろん、糖質ゼロ。

最期に渡辺医師は、ダイエット目的や糖尿病の改善にかぎらず、
一般の人にもMEC食を勧める。  

体のどこかに不安を感じている人は、ぜひ一度、試してみてください。


『肉食やせ ! ―肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111』(主婦の友社)
料理が苦手な人や男性でも簡単にできて、とびきり美味しい肉・卵・チーズのメニューを厳選し、
111レシピを紹介。
作りおきができて、我慢せずに、健康的に美しくやせられる。
外食の注意点やQ&Aも充実。
厳しい糖質制限に挫折した人も必見!

渡辺信幸(わたなべ・のぶゆき)

こくらクリニック院長。1963年生まれ。1991年、名古屋大医学部卒業後、医療法人沖縄徳州会中部徳洲会病院に入職。伊良部島診療所院長、宮古島、石垣島徳洲会病院、徳州会新都心クリニック院長を経て、2010年6月、徳州会こくらクリニック(那覇市)院長に(現職)。離島、救急医療の経験から、予防医療の重要性を説き、MEC食の啓発活動に至る。著書に『一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット』『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな~肉・卵・チーズが健康長寿をつくる』『「野菜中心」をやめなさい~肉・卵・チーズのMEC食が健康をつくる』『肉食やせ! 肉、卵、チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111!』。テレビ出演『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京)、『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日)。全国で講演活動。自らがラジオ番組のパーソナリティーを務めるFMレキオ80.6MHz「なべちゃんのレキオでダイエット」も好評。

渡辺信幸

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