ダイエット

2015年10月10日土曜日

炭水化物は夜に食べたほうが太らない!

目からウロコの最新の健康メソッド

話題沸騰の全米ベストセラーシリコン・バレー式 自分を変える最強の食事がついに日本でも発売されました。
著者はシリコン・バレーの億万長者。
大成功を収めるも肥満と体調不良に陥り、困り果てて開発したのがこの手法です。
アンチエイジングの分野を研究し、100人以上の医療従事者・研究者などの専門家から話を聞き、自ら30万ドル以上を費やして、自分で実験したバイオハックの結果に基づいて書いています。
バイオハックとは「テクノロジーを利して身体の内外の環境を変え、望むとおりに動くようにコントロールする技術」を追求することです。低炭水化物、低カロリー、低脂肪、液体ダイエット、ビーガンなどあらゆるダイエットを試し、その間ずっとそれぞれのダイエットが、科学的な数値、気分、食欲、エネルギーなどにどのような影響を与えるかをモニターし続けて、それを体系化したものが本書で推奨される「完全無欠ダイエット」です。それでは気になるトピックをいくつか紹介していきましょう。

鳥肉は「低質のタンパク質」なので控えめに

CLose up raw chicken meat on counter at fresh market
鶏肉はヘルシーで一番健康に良いお肉と思っていませんか?僕は思っていました。
だけどタンパク質はその種類ごとに、免疫系、炎症、筋肉増に独自の影響を与えます。
それを「タンパク質は健康にいい」と単純化するのは間違いです。
なるべく炎症性が低く、身体が加工しやすく、生物学的利用能がより高いタンパク質をとるべきで、鶏肉はやや低質なタンパク質なので、控えめに食べたほうがいいそうです。
理想としては牧草飼育の牛肉やラム肉、低水銀の魚、放し飼い鶏卵、魚由来のコラーゲン、純正のバターなどから取ったほうがよいと。
特に栄養のある飼料で健康的に育っていない家畜は、栄養のある食物になりません。

炭水化物は「夜」に摂るのが唯一の正解

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炭水化物は食べる時間が重要です。
理由の1つは腸内細菌です。
でんぷんや糖を、朝や昼間も食べると脂肪を燃やす因子がストップして逆にたくわえてしまうのです。
そのため適量を夜食べるのが正解です。
もう1つの理由としては、身体をリラックスさせて睡眠に導くセロトニンの生成に、でんぷんや糖が使われるためです。
また、夜の炭水化物の摂取から得られる血糖の上昇は、脳が必要な働きをするのに役立てられます。
完全無欠な炭水化物としてすすめられているのはカボチャです。
果糖が少なく、ほぼ水とおなじくらい反栄養素を含まないからです。
抗酸化物質が非常に多く、リン、ビタミンC、K、葉酸、亜鉛、マグネシウム、マンガン、カルシウムは中程度の量を含有しています。あと、玄米よりも白米の方が優れているといいます。
反栄養素が少なく、でんぷん糖も非常に少量しか含まないからだそうです。
完全無欠ダイエットの大きな特徴は、反栄養素を含む食品をなるべく摂らないで、免疫系を刺激する食品は完全に避けて、免疫反応を抑制するというものです。
添加物や保存料、農薬などの反栄養素の一部には注意していても「自然由来の反栄養素」のことをわかっている人は、ほとんどいないといいます。

朝、ヨーグルトを食べると太る

Yoghurt with cardamom
上記で述べたように炭水化物は食べる時間が重要です。
ヨーグルトのカロリーの1/3以上は炭水化物のため、エネルギーが急上昇してから急下降して、食べ物への渇望を終日もたらすことになります。
そこで完全無欠な朝食として紹介されているのが完全無欠コーヒーです。つくり方は簡単で、
コーヒーにMCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル)大さじ1~2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ1~2杯を加えること
※ギーは、食用バターオイルのこと。
本書ではグラフェットの無塩バターを使えと書いてありますが、日本だと手に入りづらいため、ブレス産バターやイズニーバター、セーブルバター、エシレバターなど飼料のよく管理されているAOP認証のものか、牧草飼料の割合の高い高品質のバターがおススメとのこと。
バターがいやな場合はココナッツオイルでも代用可能。

「カロリー計算」をする意味はない

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脳が重労働をする時にはより多くの血液が脳におくりこまれます。
つまりカロリーを制限すると、身体と同様に脳の機能にもマイナス効果がでることがあり、逆に身体が摂取するカロリーを増やせば、脳パワーも高まるそうです。
また、カロリー制限は身体にかかるストレス要因でもあり、非生産的なストレスは脳機能を低下させます。
じゃあどうすれば良いかというと身体の調整機能を崩すようなクズみたいなものを食べなければ、エネルギーと調整システムは復活して、無理に食欲をおさえる必要がなくなるといいます。

マラソンは運動とは呼べない

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著者のいう運動とは「健康的な身体をつくり、はつらつとした生活を築くために利用すべきもの」。
そのためには少ない頻度で、短時間に集中して、目的が明確でなければならないため、マラソンやトライアスロンなどのあらゆる過酷な活動は、シェイプアップにはなっても、健康は最適化しないため基準にかなった運動とはいえないとバッサリ。
強度の高い有酸素運動を習慣的に行うことは心臓を弱らせ、心筋にダメージを負わせるという研究結果もあるそうです。ストレスが多い仕事をしているのにめいっぱい運動したらコルチゾール値が跳ね上がり、体重は増加して、筋肉は失われ、テストステロン値は低下してモテなくなり、燃え尽き症候群を起こすそうです。
一番健康にいいのは週に1回運動すること。30秒走って90秒休む、これを繰り返す高強度インターバルトレーニングを15分やるというもの。これを週1回15分やれば、毎日1時間ジョギングするよりも心肺機能が強くなるそうです。

バターコーヒーブームがくる!

上記以外にも「果物が「集中力とエネルギー」を奪う」、「小麦を食べると平均身長が低くなる」、「乳製品はバター以外ほとんどダメ」、「脂肪は食べても太らない」、「玄米よりも白米の方が健康に良い」など、驚くようなトピックが満載です。
人参りんごジュースを飲めば痩せる!というような分かりやすい本ではないため、そこまで話題にならないかも知れませんが、バターコーヒーブームはくると思いますので、是非先取りして試してみてください!

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