ダイエット

2015年10月21日水曜日

ステーキを食べてやせる!?「赤身肉ダイエット」

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思う存分肉が食べたいのに「ダイエット中だから…」と、
諦めている肉好きな40代男性も多いはず。
しかし近年、肉こそがダイエットに適した食材である、
という研究報告もでているとか。
なかでも、動物性タンパク質を多く含み、
代謝アップにつながる「赤身肉」に注目が集まっているという。
ダイエットカウンセラーの伊達友美さんに詳しく話を聞いた。

■今回のアドバイザー ダイエットカウンセラー 伊達友美さん
1967年、静岡県生まれ。
ダイエットカウンセラー、管理栄養士。
日本工学院八王子専門学校講師、日本ダイエット健康協会理事など幅広く活躍。
『焼き肉食べてもヤセちゃった!?』(リイド社)、
『大盛りご飯を食べてもやせる技術』(池田書店)など、著書多数。

赤身肉で良質たんぱく質を補給
伊達さん「赤身肉には脂肪燃焼をサポートする
『L-カルニチン』が含まれており、ダイエットに役立つといわれています。
『L-カルニチン』は、人間の体内でも合成されますが、
加齢とともに量が減っていきます。
その分を外から摂取して補うことで、40代の男性にも十分な
ダイエット効果が期待できるのです。
また、肉を食べれば良質なたんぱく質を補給でき、
筋肉量を増やして基礎代謝を上げることも可能です。
赤身肉を消化するために胃腸を激しく動かしてエネルギーを使うので、
食後の代謝量(食事誘導性熱生産量)も上がります」

肉選びと調理法が重要

伊達さん「赤身肉ダイエットのポイントは、
肉選び。
おすすめは羊肉です。
脂肪を燃焼するL-カルニチンは羊肉に最も多く含まれています。
羊肉が苦手ならば、
牛肉や豚肉のヒレ、ロース、モモなど赤色の濃い部分を選びましょう。
ほかの肉に比べて、鶏肉のL-カルニチンは少なめです。
そして、週に3回は赤身肉を食べてください。
1回の量は、自分の手のひらの大きさと手の厚みを目安に、
脂身や鶏皮などの白身部分は、可能なかぎり取り除くのがポイント。
焼き具合は、ステーキならばレアかミディアムレアがベターです。
高い温度で加熱しすぎると、老化の原因になる『最終糖化産物』が
多くなるので、焦がさないように注意してください。
食べるときは、意識的によく噛んで消化を促しましょう。
大根おろしやわさび、ニンニク、しょうがなどの薬味や生野菜は、
食物酵素が含まれているので、赤身肉の消化を助けます。
また、植物性の非ヘム鉄を多く含むほうれん草や小松菜、プルーン、
マテ茶を一緒に摂ると相乗効果で、鉄分の吸収効率が高まります。
このように食べ合わせを意識することで、違う健康効果が得られるのも特徴です」

赤身肉のお供に白米は必須!

伊達さん「赤身肉ダイエットを実践するときの注意点は、
炭水化物を摂ること。
炭水化物を抜いた食生活をしていると、肉のたんぱく質がエネルギーとして
燃えてしまい、筋肉量が増えず代謝が上がりにくくなります。
代謝アップのためにも、赤身肉と一緒にお米を食べるように意識してください。
ただし、パンやラーメン、パスタなどの小麦製品は控えましょう。
外食の場合は、揚げ物は避けてしゃぶしゃぶやすき焼き、ローストビーフ、
煮豚、ポトフなどの煮込み料理や蒸し料理を選んでください」

最後にアドバイザーからひと言

「年齢を重ねると、代謝が下がって太りやすくなるといわれていますが、
赤身肉を正しく選んで食べれば、その心配が解消されるはずですよ」

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